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内分泌学:snRNA-seqから明らかになった熱産生を調節する脂肪細胞の亜集団

Nature 587, 7832 doi: 10.1038/s41586-020-2856-x

脂肪組織は通常、その機能に基づいて白色、褐色、ベージュ(ブライト)に分類される。肥満症における脂肪組織の機能不全がさまざまな二次的代謝合併症につながるという事実から分かるように、脂肪組織は全身代謝の重要な調節因子である。さらに、脂肪組織は、パラクリンシグナルと内分泌シグナルを介して全身代謝を調節するシグナル伝達のハブとしても機能する。今回我々は、マウスとヒトで単一核RNA塩基配列解読(snRNA-seq)解析を用い、脂肪細胞の不均一性の特徴を明らかにする。我々は、マウスの脂肪細胞中に高温になるとその数が増加するまれな亜集団を特定し、この亜集団が酢酸を介して隣接する脂肪細胞の熱産生能を調整してそれらの活動を調節することを示す。ヒトの脂肪組織にはこの亜集団の細胞が数多く含まれており、これは、ヒトではマウスの脂肪組織に比べて熱産生活動が低い理由を説明し得るとともに、この経路を標的とすれば熱産生活動を回復できる可能性を示唆している。

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