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天文学:銀河系内マグネターのバースト期に検出されなかったパルス状の電波放射

Nature 587, 7832 doi: 10.1038/s41586-020-2839-y

高速電波バースト(FRB)は、銀河系外の距離に観測される、物理的な起源が不明で継続時間がミリ秒程度の電波トランジェントである。FRB源からの反復バーストの動力機構はマグネターであると長い間推測されてきたが、確証を与える証拠はまだ得られていない。最近、銀河系内のマグネターであるSRG 1935+2154は、強い軟γ線バーストを放出する活動期に入った。この生成源からは、2つのピークを示し、最も暗い銀河系外FRBよりもわずかに低い輝度を持つ1回のFRB類似現象(FRB 200428)が、軟γ線/硬X線のフレアと関連して検出されている。本論文では、多波長(可視と硬X線)データを援用した4回のセッションからなる計8時間のターゲット電波観測の結果について報告する。3つ目のセッション中に、29回の軟γ線リピーター(SGR)のバーストがγ線エネルギー領域で検出された。観測期間を通して、SGRバーストの到来と一致する単一の分散したパルス状放射は検出されなかったが、残念なことにFRBが検出された時には、我々は観測を行っていなかった。パルス状放射が検出されなかったことから、フルエンスの上限値はFRB 200428のフルエンスよりも8桁低い値となった。今回の結果は、FRBとSGRバーストの関連性はまれであることを示唆している。FRBは非常に相対論的で幾何学的にビーム状であるか、SGRバーストに関連したFRB類似事象はスペクトル幅が狭く、特性周波数が観測された帯域外にある可能性がある。また、SGRバーストではコヒーレント放射を実現するのに必要な物理条件は満たされにくく、FRBがSGRバーストと関連するのは極端な条件下でのみである可能性がある。

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