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エピゲノミクス:ヒトDNアーゼI高感受性部位の指標と生物学的スペクトル

Nature 584, 7820 doi: 10.1038/s41586-020-2559-3

DNアーゼI高感受性部位(DHS)は、調節DNAの一般的な標識で、疾患および表現型形質と関連する遺伝的多様性を含んでいる。今回我々は、細胞および組織の438のタイプと状態にわたる733例のヒト生体試料に基づいてDHSの高分解能マップを複数作製し、これらを統合して、ヒトゲノム塩基配列内の約360万のDHSを明らかにし、数値的な指標を付与することで、調節DNAの共通座標系を得た。本論文では、これらのマップが、予想外に多様な細胞選択的および組織選択的な調節プログラムを非常に高い密度でコードする、ヒトゲノムのシス調節区画を高分解能で解像できることを示す。これらの調節プログラムは単純な「語彙」で包括的に捉えることができ、この語彙によって、それぞれの組織表現を全て含んだ調節性「バーコード」の各DHSへの割り当てや、タンパク質をコードする遺伝子とノンコーディングRNA遺伝子の遺伝子発現に直交する方式での全体的な注釈付けが可能になった。さらに我々は、明確に解像されたDHSが、疾患や形質の遺伝的関連シグナルおよび遺伝率シグナルを顕著に増強することを示す。遺伝的シグナルは、少数の遠位エレメントあるいはプロモーターに限定されるのではなく、遺伝子本体全体に存在する、一致して調節されるDHSセットに収束することが分かった。まとめると我々の結果は、DHSで標識されたヒトの調節DNAについて普遍的で拡張可能な座標系と語彙をもたらすとともに、ヒトの遺伝子調節の構造に関して新たな全体的展望を与えるものである。

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