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メカノバイオロジー:伸張による皮膚伸展の機構の単一細胞分解能での解明
Nature 584, 7820 doi: 10.1038/s41586-020-2555-7
皮膚が伸張に応答して増殖する能力は、再建術で利用されてきた。表皮細胞の伸張に対する応答はin vitroでは研究されているが、機械力がin vivoでの挙動に影響を及ぼす仕組みは分かっていない。今回我々は、皮膚表皮での伸張の結果を単一細胞分解能で研究できるマウスモデルを開発した。クローン解析、定量的モデル化、単一細胞RNA塩基配列解読を組み合わせた学際的手法を用いることで、伸張は表皮幹細胞の再生活性に一過性の偏りを生み出して皮膚の伸展を誘導する一方、別の基底前駆細胞亜集団の運命は分化に拘束されたままであることが分かった。転写とクロマチンのプロファイリングから、細胞の状態と遺伝子調節ネットワークが、伸張によってどのように調節されているかが明らかになった。我々は、薬理学的阻害剤と変異型マウスを用いて、伸張による組織伸展を制御する段階的な機構を、in vivoにおいて単一細胞分解能で明確にしている。

