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神経科学:独立した神経回路が齧歯類における冬眠様状態を誘導する
Nature 583, 7814 doi: 10.1038/s41586-020-2163-6
冬眠中の哺乳類は能動的に体温を下げ、食物不足時のエネルギー消費を減少させる。この低代謝状態を誘導する能力は、医療に恩恵をもたらす可能性があるため、大きな関心が持たれている。今回我々は、齧歯類において視床下部の神経回路が、冬眠に類似した長期にわたる低体温と低代謝を誘導することを示す。この状態では体温と酸素消費レベルが非常に低く維持されているにもかかわらず、代謝調節能力は冬眠と同様に機能する。この状態からの回復後に、組織や臓器における明確な損傷や、動物の行動異常は見られなかった。本知見は、動物に冬眠様状態を誘導する方法の開発を可能にし、将来的にヒトを含む冬眠しない哺乳類においても応用できる可能性がある。

