Review
ナノ粒子:機能性ナノ材料の単一粒子分光法
Nature 579, 7797 doi: 10.1038/s41586-020-2048-8
ナノテクノロジーの目覚ましい発展によって、撮像デバイス、センシングデバイス、フォトニックデバイスにおける発光性ナノ材料の使用の進歩が可能になってきた。この移行過程の成否は、構成要素、つまり単一の発光性ナノ粒子の光物理学的特性の制御に懸かっている。本総説では、ナノ材料のさまざまな光学特性と機能性を明らかにする際の単一粒子分光法の重要性を浮き彫りにし、この手法をアンサンブル蛍光分光法と比較して論じる。この手法によって得られる情報は、ナノ材料の合成を個々に調整して光学的均一性を実現したり、新しい用途を開発したりする上で、材料科学の指針となる。我々は、分解能限界を押し上げ、測定モダリティーと操作モダリティーを統合して、単一ナノ粒子の構造と機能性との関係を確立することから生じる機会と課題について考察する。

