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ウイルス学:N-803とCD8+細胞除去による、SIVおよびHIVのロバストで持続的な再活性化

Nature 578, 7793 doi: 10.1038/s41586-020-1946-0

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、抗レトロウイルス療法(ART)を受けたHIV患者で永続的に残存し続ける。これは、複製可能なウイルスを含む、潜伏感染した細胞リザーバーが存在するためである。我々は、潜伏の持続性や再活性化を引き起こす機序についての解明を進めるために、サル免疫不全ウイルス(SIV)に感染した後にARTを受けたアカゲザルで、インターロイキン15のスーパーアゴニストであるN-803を用いる治療と共にCD8+リンパ球除去を行った。その結果、N-803だけではウイルス産生の再活性化は起こらなかったが、ART治療と併せてCD8+リンパ球除去を行った後にN-803を投与すると、in vivoでロバストで持続的なウイルス再活性化が誘導された。全てのサル(n = 14;100%)と、N-803投与後に毎週採取した全56検体中の41検体(73.2%)で、1 ml当たり60コピー以上のウイルスを含むウイルス血症が見られた。また、ARTを受けたHIV感染ヒト化マウスで、これと一致した結果が得られた。さらに、HIVに潜伏感染した初代培養ヒトCD4+ T細胞に対するN-803のin vitroでの潜伏化ウイルス再活性化効果は、CD8+ T細胞との共培養によって阻害されることが分かった。これらの結果は、ARTにより抑制された感染での潜伏化ウイルス再活性化とレンチウイルス再活性化を引き起こす機序についての我々の理解を深めるものだ。

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