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天文学:銀河系ブラックホールを軌道運動する、塵で覆い隠された天体の種族

Nature 577, 7790 doi: 10.1038/s41586-019-1883-y

銀河系中心部の0.1パーセクの領域には、電波源で赤外線源のいて座A*に位置が特定された超大質量ブラックホール、若い大質量星(S星)の集団、さまざまなガスの特徴が存在する。最近、2つの特異な天体、いわゆるG天体(G1とG2)が、いて座A*の近傍を軌道運動していることが明らかになった。これらの天体は解像されておらず(そのサイズは、ブラックホールとの潮汐相互作用によってそうした天体が軌道に沿って引き延ばされる近点を除いて、100天文単位のオーダーである)、塵の熱放射と電離したガスからの輝線放射の両方を示す。G1とG2は、銀河系超大質量ブラックホールと潮汐相互作用しているようであり、降着活動を増強している可能性があるため、注目を集めてきた。しかし、G天体はガス雲と塵の雲の特性を示すが恒星質量の天体の力学的な性質も示すとことから、その特徴について幅広い合意はまだ得られていない。本論文では、別の4個のG天体の観測結果について報告する。これらのG天体は全て、ブラックホールから0.04パーセク以内に位置しており、おそらくこの環境に特有な種族を形成している。6個のG天体の推測される軌道は大きく異なっており、これらの天体は起源は共通だが別々に形成されたことを示している。

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