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天文学:大質量のコンパクトな銀河の周辺物質を供給する100キロパーセクに広がる銀河風

Nature 574, 7780 doi: 10.1038/s41586-019-1686-1

バリオンの90%は、銀河の外側の銀河周辺物質か銀河間物質のいずれかに存在する。理論からは、銀河風が、濃縮された大質量の銀河周辺物質の主要な供給源であると示唆されている。コンパクトなスターバーストからの風は、10キロパーセクよりいくぶん遠い距離まで流れていることが観測されているが、銀河周辺物質は一般的に100キロパーセクを超えて広がっている。本論文では、大質量だがコンパクトな銀河SDSS J211824.06+001729.4の可視光の面分光観測結果について報告する。波長が3726 Åと3729 Åの酸素[O ii]輝線から、電離したアウトフローが80キロパーセク× 100キロパーセクに広がり、内部が空で周辺部が明るい双極バブルに似た砂時計形の星雲を通して、1万Kの金属豊富なガスが蓄積されていることが明らかになった。我々は、20キロパーセクの距離および毎秒約1500 kmの速度に達する1万K未満の温度の中性ガス相も観測した。この多相のアウトフローはおそらく星形成のバーストによって駆動されたと考えられ、これは理論と一致する。

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