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天文学:大質量の磁気星の起源としての星の合体
Nature 574, 7777 doi: 10.1038/s41586-019-1621-5
「大質量」星(質量が太陽質量の1.5倍以上の星)の約10%には、強く大規模な表面磁場がある。そうした強い磁場は、主系列星と前主系列星の合体によって生じる可能性が示唆されており、そうした合体でできた大質量星の割合も約10%であると予測されている。この合体仮説は、合体によって磁気星が形成されるという予測と一致して、近接連星系に磁気星が存在しないことからも裏付けられている。今回我々は、2つの大質量星の合体の三次元磁気流体力学的シミュレーションを行い、合体した天体の進化を追跡した。シミュレーションでは、強力な磁場が形成され、合体した星は若返って、他の同年代の星よりも若く青く見えるようになった。これによって、「さそり座上部アソシエーション」内にあって磁場を持つ「青色はぐれ星」、さそり座τ星の特性が説明できる。観測から、この星の見かけ上の年齢は500万歳と推測されており、この星が生まれたアソシエーションの年齢の半分未満である。そのような大質量の青色はぐれ星はマグネターの前駆天体である可能性があり、これまでに観測されている謎の高速電波バーストの一部を生み出したのはおそらくこうした天体で、それらの超新星は強力な磁場の影響を受けている可能性がある。

