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水文学:森林管理に対する河川流量の応答の全球的解析
Nature 570, 7762 doi: 10.1038/s41586-019-1306-0
森林管理の変化に対する河川流量の応答の予測は、水資源の持続可能な調節に不可欠である。しかし、森林被覆の変化に関する研究では、不明確でほぼ予測不可能な結果が得られていた。今回我々は、世界中の森林管理研究の包括的で空間的に分布したデータベースを作り、森林の植林と伐採に対する河川流量の応答を制御する要因を評価した。我々は、森林の伐採と植林が流出水量に及ぼす影響を説明するために、7つの主要な景観要因を含む植生–岩盤モデルを導入した。その結果、森林の伐採に対する河川流量の応答を予測する上では、景観に蓄えられた水の量が最も重要な要因であるのに対し、森林の植林に対する河川流量の応答を予測する上では、蒸発と蒸散を通した水の損失が最も重要な要因であることが明らかになった。今回の知見は、全球の地質や気候が異なるさまざまな地域での気候変動緩和策(森林の植林や伐採など)におけるモデルのパラメーター化に影響を及ぼすとともに、水資源の持続可能な管理の実践に役立つものである。

