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免疫学:3型自然リンパ球は結核に対する早期防御免疫を仲介する
Nature 570, 7762 doi: 10.1038/s41586-019-1276-2
結核は、世界の感染症による死亡の主原因である。しかし、結核菌(Mycobacterium tuberculosis;Mtb)感染に対する免疫応答に自然リンパ球(ILC)が関与しているかどうかは分かっていない。今回我々は、肺結核患者の血液では循環血中のILCサブセットが枯渇しており、それが治療によって回復することを示す。結核に感染すると、ヒト肺でILCサブセットの蓄積が増加し、それと同時に、免疫サブセットの誘導を調整する役割など、感染に対するロバストな転写応答が起こる。マウスモデルを用いたところ、Mtb感染肺に3型自然リンパ球(ILC3)が迅速に蓄積し、それと同時に肺胞マクロファージの蓄積も起こることが分かった。特に、ILC3を欠損するマウスは、早期の肺胞マクロファージの蓄積が減少しており、Mtb抑制が低下していたことは重要である。我々は、ヒトでのMtb抑制にはCXCR5(CXCケモカイン受容体5)–CXCL13(CXCケモカインリガンド13)軸が関与していることを示す。感染によって、循環血中のILC3でCXCR5の発現が上昇し、そのリガンドであるCXCL13の血漿レベルが上昇する。さらに、マウスにおけるインターロイキン23依存的なILC3の増殖、インターロイキン17およびインターロイキン22の産生は、肺のCXCL13、早期の自然免疫、結核肉芽腫内での保護的なリンパ濾胞の形成の重要な誘導因子であることが分かった。従って、Mtb感染に対する免疫においてILC3が早期の保護的役割を持つことが実証された。

