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幹細胞研究:細胞分裂遺伝子と自殺遺伝子を結び付けて細胞治療の安全性を定義・改良する
Nature 563, 7733 doi: 10.1038/s41586-018-0733-7
ヒトの多能性細胞株は、細胞ベースの治療法の開発に大きな可能性を有する。しかし、臨床応用には、安全性が極めて重要な前提条件となる。多数の研究グループが、自殺遺伝子を使って有害な可能性のある細胞の除去を試みてきたが、移植治療の安全性レベルはまだ定量的に定義されていない。今回我々は、ゲノム工学的戦略を用いて、分裂中の細胞における不活性化からの自殺システムの保護の実例を示す。我々は、自殺遺伝子である単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼ(HSV-TK)と、ある細胞分裂遺伝子(CDK1)との間に転写的な結び付きを作り出し、この組み合わせを安全細胞システムとした。さらに、数理モデルを用いて、細胞治療の安全性レベルを、治療に必要とされる細胞数および実施されるゲノム編集のタイプの関数として定量化した。今回の推定は非常に控えめなものだがが、我々の解決策は、細胞ベースの医療の臨床への適用を急速に促進することが期待される。

