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微生物学:プロトカドヘリン1は新世界ハンタウイルスによる細胞侵入に不可欠である

Nature 563, 7732 doi: 10.1038/s41586-018-0702-1

北米や南米において、人獣に共通して感染するハンタウイルスの齧歯類宿主からヒトへの伝播は、重篤で致死的になることの多い呼吸器疾患であるハンタウイルス肺症候群(HPS)に関連している。HPSに特異的な抗ウイルス治療はなく、ハンタウイルス感染やHPSに対するin vivoの感受性を決定する分子は知られていない。今回我々は、ヒトの喘息関連遺伝子であるプロトカドヘリン1(PCDH1)が、HPSを引き起こす2つのハンタウイルスであるアンデスウイルス(ANDV)とシンノンブレウイルス(SNV)による肺内皮細胞への侵入や感染に不可欠な決定因子であることを明らかにする。in vitroでは、ANDVやSNVの表面糖タンパク質が、カドヘリンスーパーファミリーに属するPCDH1の最も外側の細胞外リピートドメインを直接認識して、侵入のためにPCDH1を利用することが分かった。in vivoでは、シリアンゴールデンハムスターでPCDH1を遺伝的に除去すると、通常は致死であるANDVチャレンジに高度な抵抗性を示すようになった。PCDH1を標的とすることは、新世界ハンタウイルスに起因する感染や疾患を減少させる戦略になるかもしれない。

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