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天体物理学:強い磁場と降着円盤を持つX線パルサーからの進化しつつあるジェット
Nature 562, 7726 doi: 10.1038/s41586-018-0524-1
相対論的ジェットは宇宙の至る所で観測されており、銀河系内の連星系から銀河、そして銀河クラスターまでさまざまな物理スケールでジェットの周囲環境に強い影響を及ぼしている。磁場の強い(1012ガウスより強い)中性子星を除いて、降着を受けている全てのタイプのブラックホールや中性子星がジェットを放出することが観測されており、磁場がジェット形成を阻害するという結論が導かれている。しかし、2つのそうした天体から最近検出された電波放射の起源として、考えられる説明の1つにジェットの可能性があり、この長年にわたる定説を再検討する必要がある可能性が示されている。しかし、そうしたジェットの存在を決定付けるような観測的証拠はまだない。本論文では、エディントン限界で与えられる理論的な最大速度を超える速度で降着を受けている強い磁場を持つ中性子星から、進化しつつあるジェットが放出されているのを観測したことを報告する。このジェットの電波光度は、X線光度が同程度の他の中性子星で検出されるものより2桁低く、ジェットの出力調整に中性子星の特性が重要な役割を果たしていると示唆される。今回の結果は、超高輝度X線パルサーの強い磁場は、そうした発生源がジェットを放出する妨げにならないことも示している。

