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がん:飽和ゲノム編集によるBRCA1バリアントの正確な分類
Nature 562, 7726 doi: 10.1038/s41586-018-0461-z
意義不明なバリアントは、遺伝的情報の臨床利用を根本的に制限する。バリアントが難問を引き起こす典型的な例はBRCA1である。生殖細胞系列にこの腫瘍抑制遺伝子の機能喪失型バリアントを持つ女性は、乳がんや卵巣がんを発症しやすい。BRCA1は数百万人の女性で塩基配列が解読されているが、新しく見つかったバリアントのほとんどについて、関連する発がんリスクを明確に決めることはできていない。今回我々は、飽和ゲノム編集を用いて、BRCA1の機能的に必須のドメインをコードする13種のエキソンで可能性のある全ての一塩基バリアント(SNV)の96.5%について分析を行った。4000近いSNVの機能的な影響は二峰分布を示し、これまでに確立された発がん性評価とほぼ完全に一致した。400を超える機能喪失ミスセンスSNVと、遺伝子発現が妨害される約300のSNVも見つかった。これらの結果はBRCA1バリアントの臨床的な解釈に直ちに有用となると考えられ、また今回の手法は、他の臨床的に利用できる遺伝子の意義不明なバリアントという難問を解決するのにも利用できるだろう。

