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創薬:最適化されたアリロマイシン類はグラム陰性細菌に対する新しいクラスの抗生物質である
Nature 561, 7722 doi: 10.1038/s41586-018-0483-6
多剤耐性菌は憂慮すべき勢いで広まっており、多大な努力にもかかわらず、グラム陰性細菌に対して活性を持つ新しいクラスの抗生物質は50年以上にわたり1つも承認されていない。天然物およびそれらの誘導体は、グラム陰性病原体との闘いにおいて重要な役割を果たす。今回我々は、活性が弱く抗菌スペクトルが限定的な天然物クラスの1つであるアリロマイシンの化学的な最適化によって、グラム陰性細菌に対して強力な活性を示し広域な抗菌スペクトルを持つ分子G0775が得られたことを報告する。G0775は、新たな抗生物質標的である、細菌に必須な酵素I型シグナルペプチダーゼを、前例のない分子機構を介して阻害する。G0775は、既存の抗生物質耐性機構を回避し、in vitroおよび複数のin vivo感染モデルにおいて、現在まん延している多剤耐性グラム陰性細菌臨床分離株に対して活性を保持した。これらの知見は、G0775などの最適化されたアリロマイシン類似体が、多剤耐性グラム陰性細菌感染という脅威の高まりに取り組むための新規治療法へとトランスレーション可能であることを実証するものである。

