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惑星科学:木星磁場の半球二分性から推測される複雑なダイナモ

Nature 561, 7721 doi: 10.1038/s41586-018-0468-5

木星探査機ジュノーは、木星の極軌道を回りながら、その表面近くの磁場を直接観測している。(最初の9周回のうち)8周回においてジュノーの軌道から観測された木星磁場の最新分析からは、木星外部磁場の球面調和関数参照モデル(JRM09)が得られている。このモデルは、木星磁気圏におけるさまざまな過程を理解する上で特に興味深いが、惑星内部の磁場、よって木星の主要な磁場を生み出しているダイナモ機構を研究するには、別のモデルが望まれる。本論文では、さまざまな深さでの木星内部の磁場マップを報告する。これらのマップから、木星の磁場が現在知られているどの惑星磁場とも異なることが見いだされた。木星内部では、磁束の大半が北半球の狭い帯状の地域にあるダイナモ領域から出ており、その一部は、赤道付近の孤立した強い磁束パッチを通って内部へと戻っている。他の地域では、磁場はずっと弱い。磁場の非双極子成分はほぼ完全に北半球に制限されているので、北半球では磁場は非双極子成分が強く、南半球では双極子成分が支配的である。木星のダイナモは、地球とは異なり、厚く一様な殻内で作動していないことが示唆される。この予想外の磁場形状は、密度か電気伝導度もしくはその両方の、おそらく層形成を含む、半径方向の変動から生じていると我々は考える。

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