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神経科学:外側嗅内皮質における経験からの時間の統合

Nature 561, 7721 doi: 10.1038/s41586-018-0459-6

時間と、時間の事象への結び付きの符号化は、エピソード記憶に重要だが、これらの過程が海馬–嗅内皮質回路の中で実行される仕組みは未解明である。今回我々は、自由採餌中のラットで、時間情報が外側嗅内皮質全体の集団状態の内部に、数秒から数時間のタイムスケールにわたって、ロバストに符号化されていることを示す。同様に顕著な時間の符号化は、内側嗅内皮質や海馬CA3–CA1領域には見られなかった。動物の経験に、試行の繰り返しを通して同じになるよう行動課題によって制約をかけると、試行全体の時間の流れの符号化は減弱する一方、試行開始時に比べて時間の符号化は改善した。こうした知見から、外側嗅内皮質ニューロンの集団は、生得的に経験の符号化を介して時間を表現していることが示唆される。このエピソード時間の表現は、内側嗅内皮質からの空間情報入力と海馬内で統合され、それによって何がどこでいつ起きたかの統一的表現が海馬に保存されるのかもしれない。

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