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細胞生物学:核内のFアクチンとミオシンがヘテロクロマチンの切断部位の再局在化を駆動する
Nature 559, 7712 doi: 10.1038/s41586-018-0242-8
ヘテロクロマチンは主に反復DNA塩基配列からなり、こうした反復配列は異所性の組換えを起こしやすい。ショウジョウバエ(Drosophila)細胞では、ヘテロクロマチンの二本鎖切断の相同組換えによる「安全な」修復は、DNA鎖の侵入前に修復部位を核内の周辺領域へ再局在化させることによって可能になる。こうした移動をつかさどる機構は明らかになっていない。今回我々は、修復部位ではArp2/3複合体によって核内のアクチンフィラメントが集合し、これらのフィラメントに沿う方向性のある動きによって再局在化が起こることを示す。再局在化には、ヘテロクロマチンの修復複合体であるSmc5/6およびミオシン活性化物質であるUnc45と相互作用した核内ミオシンが必要で、Unc45はSmc5/6によって修復部位へと誘導される。マウス細胞では、ARP2/3、アクチン核形成およびミオシンも、ヘテロクロマチンの二本鎖切断部位を再局在化する。この経路における異常は、ヘテロクロマチンの修復および染色体再構成の障害を引き起こす。これらの知見は、de novoな核内アクチンフィラメントとミオシンが、多細胞真核生物におけるヘテロクロマチンの修復やゲノム安定性のためのクロマチン動態エフェクターであることを明らかにしている。

