Analysis

気候変動:新たに明らかになった全球の利用可能な淡水量の変化傾向

Nature 557, 7707 doi: 10.1038/s41586-018-0123-1

利用可能な淡水量は、世界中で変化している。本論文では、2002~2016年にGravity Recovery and Climate Experiment(GRACE)衛星によって観測された34の地域の陸域貯水量の変化傾向を定量化し、その駆動要因を、年々の自然変動、持続不可能な地下水消費、気候変動と、それらの組み合わせに分類する。中国北西部やオカバンゴ・デルタにおける極めて大きな変化を含むこうした変化傾向のいくつかは、これまで徹底的な調査や要因の特定があまり行われていなかった。その他の変化傾向は、気候モデルの予測と一致していた。世界の水の状況が人間の影響や気候変動にどのように応答しているかに関する今回の観測に基づく評価から、水や食料の安全保障に対する新たな脅威を評価・予測するための青写真が得られる。

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