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神経科学:傍小脳脚核のCGRPニューロンによる危険の符号化
Nature 555, 7698 doi: 10.1038/nature25511
動物は、生存のためにさまざまな脅威に対して反応しなければならない。傍小脳脚核のカルシトニン遺伝子関連ペプチドを発現するニューロン(CGRPPBNニューロン)は、満腹と、痛みによる恐怖行動に寄与する感覚信号の両者を中継するが、こうした別個の過程をどのように符号化しているのか明らかではない。今回我々は、マウスで個々のニューロンのin vivoカルシウム濃度変化を記録することにより、大部分のCGRPPBNニューロンが、侵害的皮膚刺激(電撃、熱、掻痒)と内臓刺激(リポ多糖による)によって活性化することを示す。同じニューロンは、摂食中は抑制されているが、満腹の間は活性化する。これはCGRPPBNニューロンが過食を防ぐとする証拠と一致する。CGRPPBNニューロンは、新奇な餌の摂取中にも、また、足裏電撃と組み合わせて条件付けられた聴覚手掛かりによっても活動した。それと照応して、CGRPPBNニューロンを抑制すると、新奇食物恐怖の発現と条件付け恐怖反応が共に減弱した。従って、CGRPPBNニューロンは、危険に関する一次感覚信号変換を行うことに加えて、潜在的脅威に対する反応としてその害を制限する情動的行動状態も促進する。

