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天文学:脈動する白色矮星の星震学的マップ作成から分かった酸素の支配的な大きなコア

Nature 554, 7690 doi: 10.1038/nature25136

白色矮星は、宇宙の星の大半における恒星進化の最終生成物である。白色矮星の内部には、恒星進化中に生じる基本的な機構の痕跡が残されている。さらに、白色矮星は、銀河の星の種族の年代を決定する重要な時計でもある。そして、白色矮星同士の合体によって、宇宙の標準光源として使われているIa型超新星が生み出されていると現在考えられている。しかし、白色矮星の内部構造、特に酸素含有量やコアの成層構造は、恒星モデルに関係する物理に不確かさが残っているためにまだあまりよく分かっていない。本論文では、恒星進化の計算とは独立に、水素の欠乏した白色矮星KIC08626021(J192904.6+444708)内の動径方向の化学的成層構造(酸素、炭素、ヘリウムからなる)に関する観測結果を報告する。我々はアーカイブデータと星震探査法を組み合わせて使い、この星の内部構造を決定した。その結果、酸素含有量やコアの大きさが、既存の恒星進化モデルの予測より大きいことが分かった。中心にある均一なコアの質量は太陽質量の0.45倍であり、質量比で約86%が酸素である。これらの値は、典型的な白色矮星モデルから予想されるものよりそれぞれ40%および15%大きい。こうした知見は、恒星進化の既存の理論とそれを構成する物理に修正を迫り、白色矮星の宇宙年代学を較正する道を開くものである。

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