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がん:繊維形成性黒色腫におけるPD-1阻害に対する高い奏功率
Nature 553, 7688 doi: 10.1038/nature25187
繊維形成性黒色腫は、高密度の繊維性間質を特徴とする黒色腫のまれなサブタイプであり、化学療法に抵抗性を示し、治療標的となり得るドライバー変異を持たず、紫外線によるDNA損傷と強い関連がある。我々は、PD-1(programmed cell death 1)あるいはPD-L1(PD-1 ligand)を阻害する抗体治療を受けた、進行した繊維形成性黒色腫の患者60人を解析した。その結果、客観的腫瘍縮小効果が見られたのは42人(70%、95%信頼区間57~81%)で、そのうち19人(32%)が完全寛解した。全エキソーム塩基配列解読では、これらの腫瘍で高い変異荷重と、高頻度のNF1変異(17症例のうち14例)が見られた。19例の繊維形成性黒色腫と13例の非繊維形成性黒色腫の免疫組織化学解析からは、繊維形成性黒色腫の腫瘍実質ではPD-L1陽性細胞がより高い割合で見られ(P = 0.04)、これらの細胞は、腫瘍浸潤縁でのCD8密度とPD-L1発現の増加と強く関連していた。従って、繊維形成性黒色腫は高密度の繊維形成性の繊維性間質を特徴とするにもかかわらず、進行した繊維形成性黒色腫の患者では、PD-1やPD-L1の免疫チェックポイント阻害治療がかなりの治療効果を発揮する。この効果は、高い変異荷重と、PD-L1の発現により制限される頻発する既存の適応免疫応答に起因する可能性が高い。

