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神経科学:ニューレキシンは成熟した性的二型ニューロンの可塑性を制御する
Nature 553, 7687 doi: 10.1038/nature25192
発生期と成体期における脳の可塑性は、シナプスの構造や機能から樹状突起や軸索の伸長に至るまで、複数のレベルで明白である。しかし、ニューロン可塑性に対して性が影響するのか、するならばそれがどのような仕組みで作用するのかはほとんど分かっていない。今回我々は、線虫の一種Caenorhabditis elegansにおいて、両性に共通したGABA(γ-アミノ酪酸)放出DVBニューロンが、経験依存的で性的二型性の形態学的可塑性を示し、その特徴として成体雄では、複数の神経突起が確率論的かつ動的に付加されることを示す。これらの付加された神経突起は、DVBニューロンのシナプスの再配線を可能にし、雄の交尾行動の1つの段階を直接的に変化させるDVBニューロンの機能的転換を指示する。DVBニューロンの機能と雄の交尾行動は共に、経験およびシナプス後活性の操作によって変更が可能である。DVB神経突起の伸長は、シナプス前のニューレキシンにより促進され、シナプス後のニューロリギンにより拮抗されることから、これらの保存されたヒト疾患関連因子の従来とは異なる活性と相互作用の様式が明らかになった。

