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免疫学:ワクチン接種後のヒト記憶CD8 T細胞の起源と分化

Nature 552, 7685 doi: 10.1038/nature24633

ヒト記憶CD8 T細胞の分化についてはあまり解明されていない。今回我々は、ヒトに長期免疫を誘導する黄熱ウイルス(YFV)生ワクチンを用いて、この問題に取り組んだ。このウイルスに応答して増殖したCD8 T細胞を重水素を用いてin vivoで標識し、次に質量分析を用いてYFV特異的CD8 T細胞の重水素希釈速度を定量化することで、細胞の代謝回転と寿命を評価した。この経時的解析から、記憶細胞のプールは、感染後の最初の2週間に盛んに分裂したCD8 T細胞が起源であり、1年に1回未満しか分裂しない(倍加時間は450日以上)静止細胞によって維持されることが分かった。これらの長期生存するYFV特異的な記憶CD8 T細胞はエフェクター分子を発現していなかったが、そのエピジェネティックな全体像はエフェクターCD8 T細胞に類似していた。エフェクター遺伝子のこうしたオープンクロマチンプロファイルは、ワクチン接種の10年後に単離された記憶CD8 T細胞においてさえ維持されていたことから、これらの細胞はエフェクター履歴の明確なエピジェネティック特性を保持しており、その病原体に再曝露された際に迅速に応答できるような態勢を維持していることが示された。

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