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構造生物学:ヒト80Sリボソーム構造中の化学修飾の可視化

Nature 551, 7681 doi: 10.1038/nature24482

ヒトリボソームRNA(rRNA)の化学修飾は生合成の間に導入され、がんなどの疾患で見られるように、タンパク質合成の調節異常に関係があるとされてきた。しかし、タンパク質合成の調節異常に化学修飾がどのような役割を果たしているのかは、解明されていない。今回我々は、ヒトリボソームの三次元構造中の130を超えるrRNA化学修飾を可視化し、構造や機能に果たす役割を明らかにした。例外なく保存されている少数の修飾部位に加えて、真核生物特異的、あるいはヒト特異的な修飾や珍しい修飾部位が見つかり、これらは細菌のリボソームよりも大きな殻を形成してRNAを安定化している。いくつかの修飾はリボソームを標的とする3種類の抗生物質の結合部位と関連付けられ、特化型リボソームに似たヌクレオチド塩基のケトアルキル化のようながんの退縮状態と関連している修飾も複数見つかった。今回得られたヒト80Sリボソームの高分解能構造は、エピジェネティックなrRNA修飾がヒトの疾患に果たす役割の解明に向けた道を開き、また選択的な阻害剤や治療薬の設計に新たな可能性をもたらす。

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