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海洋学:海底の分布によって定まる海洋の深層鉛直循環

Nature 551, 7679 doi: 10.1038/nature24472

深海は、最も密度の高い海水の北向きの流れと、その上を流れるより密度の低い海水の南向きの流れによっておおむね特徴付けられる。深層鉛直循環と呼ばれるこうした両半球間の流れの強さと構造を制御する要因を理解することは、海洋が炭素と熱を蓄える能力を1世紀を超える時間スケールで定量化するのに重要である。本論文では、南緯32度以北では、海底の深さ分布によって、南方起源の密度の高い海水が約4 km以深では北向きに流れ、主に2.5 km以深では南向きの還流となることを示す。北方からのベンチレーションがない限り、それより上の中層(深さ1~2.5 km)には比較的弱い南北方向の平均流が存在する。過去の放射性炭素測定の解析から裏付けられるように、今回の知見は、太平洋海盆、インド洋海盆、大西洋海盆の形状が鉛直循環の構造の主要な外的制約条件であることを示唆している。

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