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がん:薬剤寛容性のpersisterがん細胞はGPX4阻害に対して脆弱である
Nature 551, 7679 doi: 10.1038/nature24297
薬剤に対する獲得抵抗性は、がん治療が安定や、完全奏功を達成するのを妨げる。持続的に存続する「persister」がん細胞の生き残りに、変異を伴わない薬剤抵抗性機構が重要な役割を持つことが、新たな証拠によって示されている。persister細胞のプールがリザーバーを作り出し、ここから薬剤抵抗性腫瘍が生じる可能性がある。従ってpersister細胞を標的とすることは、腫瘍再発を防ぐ治療法につながる。我々は以前、間葉系の特性が強く、治療に高い抵抗性を示す状態のがん細胞が、その生存を脂質ヒドロペルオキシダーゼのGPX4に依存していることを明らかにした。本研究では、同じような治療抵抗性の細胞状態が、多様ながんや薬剤治療で生じたpersister細胞の挙動の基盤にあることを示す。その結果として、persister細胞はGPX4依存性を獲得していることが明らかになった。GPX4機能が失われると、in vitroではpersister細胞選択的にフェロトーシス細胞死が起こって、マウスでは腫瘍再発が防がれる。以上の知見は、GPX4の標的化が薬剤に対する獲得抵抗性の出現を防止する治療戦略となり得ることを示唆している。

