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進化学:間接的な効果が相利共生ネットワークにおいて共進化を駆動する

Nature 550, 7677 doi: 10.1038/nature24273

生態学的相互作用は、生物多様性の形成において重要な役割を果たすことが認められている。しかし、生態学的相互作用が、2種間での相互作用から多種間の相互作用ネットワークへと発展する際に形質進化の形成でどのような役割を果たすのかを理解することは、進化生物学における大きな課題である。今回我々は、共進化ダイナミクスとネットワーク構造とを組み合わせる手法を提示する。この手法を用いて得られた結果からは、相利共生的な群集内での共進化の形成において、相互作用しない種もまた、直接相互作用する種と同等に重要となる場合があることが示された。間接的な効果の寄与は、相利共生のタイプによって異なっていた。間接的な効果は、宿主植物とそれらを保護するアリの間などに見られる密接な相利共生によって形成される小規模なモジュール式のネットワークよりも、動物による花粉媒介や種子散布など、複数の相手との相利共生によって形成される入れ子構造の種が豊富なネットワークで、より支配的となる。間接的な効果の共進化経路は、変わりゆく環境で相利共生相手の適応景観をゆっくりだが継続的に再編成させることによって、進行中の形質進化に有利に働く。今回の結果は、共進化が、生態学的ネットワーク全体において種の形質を形作る重要な過程になり得ることを示している。これらの知見は、相互作用によって駆動される進化が、複数の直接的経路および間接的経路に沿って進むさまざまな選択圧の相互作用を通してどのように起こるのかについて、我々の理解を深めるものである。

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