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遺伝学:変異から予測されるハエの翅の4000万年にわたる進化

Nature 548, 7668 doi: 10.1038/nature23473

進化は変異によって可能になるが、適応も変異の多様性によって形作られるとする考えは議論の的になっている。単純な進化仮説では、変異の供給が進化を制約する場合にこうした関係が予測されているが、そうした制約が存在するかどうかは明らかではなく、存在するとしても長期の自然選択によって克服される可能性がある。変異と種内の表現型分岐との関係を定量化することは、これらの問題の解決に役立つと考えられる。今回我々は、ショウジョウバエ科(Drosophilidae)のハエの翅5万枚以上に関する特定のデータを用いて、変異によって生じる多様性、現存の遺伝的多様性、および過去4000万年間の進化速度の間に、予想以上に強い正の相関があることを示す。進化速度は、変異による多様性が許容するもの、および現存の遺伝的多様性が許容するもののいずれと比較してもはるかに低く、そのため、我々の結果は単純な制約仮説とは矛盾する。原則として、制約仮説は変異の大多数が極めて有害で進化に寄与することができない場合に成立し得るが、そうした状況では、有害な変異と潜在的に有益な変異とでは作用様式が同じ、という非現実的な仮定も必要になる。低速で進化する構造における変異と分岐との強い相関を示す我々の証拠は、進化における変異の役割に関する現在のモデルに対して疑問を提起するものだ。

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