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幹細胞:視床下部幹細胞は部分的にエキソソームmiRNAを介して老化速度を制御する

Nature 548, 7665 doi: 10.1038/nature23282

視床下部は老化の制御を助けると考えられているが、それを司る機構は不明である。今回我々は、Sox2とBmi1を共発現する視床下部幹/前駆細胞が除去されたマウスモデルを複数開発し、マウスではこれらの視床下部細胞を大規模に失うと老化が始まることを観察した。いずれのマウスモデルでも、一貫して老化様の生理学的変化の促進、または寿命の短縮が見られた。逆に、老化に関連した炎症性の視床下部微小環境で生存できるように遺伝学的に改変した健康な視床下部幹/前駆細胞を局所的に移植した中齢マウスでは、老化の遅延と寿命の延長が起きた。機構としては、視床下部幹/前駆細胞は脳脊髄液中のエキソソームマイクロRNA(miRNA)に大きく寄与しており、これらのエキソソームmiRNAは老化に伴い減少するが、健康な視床下部幹/前駆細胞が分泌するエキソソームを用いて中枢治療を行うと、老化が遅くなった。結論として、老化速度は視床下部幹細胞によってかなり制御されており、その一部はエキソソームmiRNAの放出を介している。

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