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分子生物学:5′キャップでのm6Am可逆的メチル化はmRNAの安定性を制御する

Nature 541, 7637 doi: 10.1038/nature21022

mRNAの内部塩基は、細胞内でのmRNAの運命に影響を与える修飾を受けやすい。最も頻繁に修飾される塩基の1つが、mRNAの5′末端の7-メチルグアノシンキャップの隣にコードされた最初のヌクレオチドである。今回我々は、このヌクレオチドN6,2′-O-ジメチルアデノシン(m6Am)が、細胞のmRNAの運命に影響を与える可逆的修飾であることを示す。我々は、m6Amのトランスクリプトーム規模のマップを用いて、m6Amから開始する転写産物が、他の塩基で始まるmRNAに比べてはるかに安定であることを見いだした。m6Amで開始する転写産物がより安定なのは、mRNA脱キャップ化酵素DCP2に対する抵抗性によることを示す。さらに、我々はm6AmがFTO(fat mass and obesity-associated protein)により選択的に脱メチル化されることを見いだした。FTOは、N6-メチルアデノシン(m6A)よりもm6Amを優先的に脱メチル化し、m6Am mRNAの安定性を低下させた。総合すると、以上の結果から5′キャップにおけるm6Amのメチル化状態は、mRNAの安定性を規定する動的で可逆的なエピトランスクリプトーム修飾であることが明らかになった。

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