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がん:非緩慢性限局性前立腺がんのゲノムの特徴
Nature 541, 7637 doi: 10.1038/nature20788
前立腺腫瘍は治療に対する応答性が非常に多様であるが、臨床利用可能な予後因子によって説明できるのはこの不均一性のごく一部だけである。本研究で我々は、同じような臨床的リスクプロファイルを持つ非緩慢性の限局性前立腺腫瘍について、200例の全ゲノム塩基配列と、それに加えて277例の全エキソーム塩基配列を解析し、一部についてはRNA解析とメチル化解析を行った。これらの腫瘍には、転移性疾患で見られるのとは異なり、臨床的な標的とできそうな一塩基バリアントはわずかしかなかった。むしろ、かなりの割合の腫瘍で、頻発性の非コード変異、大規模なゲノム再編成、および1つの逆位によってその境界内の転写が抑制される変化が見られた。局所的な超変異が頻繁に起きており、これらは特定のゲノムプロファイルと相関していた。いくつかのDNAメチル化事象などの多数の分子的異常が疾病再発の予後因子であり、これらの異常によって構成されるシグネチャーは、よく特徴付けられた予後バイオマーカーよりも優れている。アグレッシブなゲノム特性を持つ限局性前立腺がんの治療を強化することで、治癒率が改善する可能性があると我々は考える。

