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森林生態学:新熱帯の二次林のバイオマス復元力
Nature 530, 7589 doi: 10.1038/nature16512
熱帯では土地利用の変化が他のどの地域よりも急速に起こっており、熱帯における森林減少と森林再成長の不均衡は全球の炭素循環に大きな影響を及ぼしている。しかし、二次林のバイオマス回復速度はいまだにかなり不確実であり、これらの速度が気候、景観、および以前の土地利用によってどのような影響を受けるのかも明らかになっていない。今回我々は、新熱帯の主要な環境勾配を網羅する45の森林調査域の約1500の森林調査プロットで、二次遷移中の地上部バイオマスの回復を分析した。調査対象とした二次林は、生産力および復元力が大きい。20年後の地上部バイオマスの回復は、平均して1ヘクタール当たり122メガグラム(122 Mg ha−1)であったが、これは3.05 Mg C ha−1 yr−1の純炭素吸収に相当し、老齢林の純炭素吸収速度の11倍である。地上部バイオマスの蓄積が老齢林の90%に回復するまでに、中央値で66年という時間を要した。20年後の地上部バイオマスの回復には調査域全体で11.3倍の開きがあり(20~225 Mg ha−1)、この回復は利用可能な水の量が多い(局所的降水量が多く気候による水不足が少ない)ほど大きくなった。本論文で示すラテンアメリカのバイオマス回復地図は、森林再成長中の炭素隔離能力の地理的および気候的変動を表している。この地図は、バイオマス復元力がもともと小さい地域(季節的に乾燥する森林域など)での森林喪失を最小化する政策や、バイオマス復元力が大きい熱帯低地の湿潤な地域の森林更新や森林修復を促進する政策を支援すると考えられる。

