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宇宙論:コンパクトな星形成矮銀河からのライマン連続波光子の漏出は8%である
Nature 529, 7585 doi: 10.1038/nature16456
観測宇宙論における重要な問題の1つは、バリオン物質が中性だった頃の宇宙の「暗黒時代」の後での宇宙再電離の原因を明らかにすることである。現在確認されている遠方銀河は、赤方偏移z ≈ 6までに宇宙を完全に再電離させるには不十分であるが、電離放射の大部分の原因は低質量の星形成銀河であると考えられている。高赤方偏移での直接観測はさまざまな理由から困難なため、この銀河種族の代わりとなる近傍の銀河を明らかにすることが、解決策の1つとなる。しかし、低赤方偏移のスターバースト銀河は、一般にライマン連続波の光子に対し不透明である。大量の周辺ガスを電離するには不十分な、約1~3%という小さな脱出率の光子が、3個の低赤方偏移の銀河にのみ発見されている。本論文では、近傍の低質量星形成銀河J0925+1403の遠紫外観測結果について報告する。この銀河からは、脱出率約8%で電離放射が漏出している。スターバーストの段階の間に放射された光子の総数は、銀河の恒星質量の約40倍の銀河間物質を電離させるのに十分である。

