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宇宙物理学:老いた散在星における異常な高速自転の原因としての弱まった磁気制動効果

Nature 529, 7585 doi: 10.1038/nature16168

星の年齢に関する知識は、さまざまな宇宙物理学的現象の理解において不可欠であるが、いまだに年齢決定は難しい場合がある。星は老いるにつれて、質量や角運動量が失われるため、自転の減速が観察されることになる。「ジャイロクロノロジー」という手法は、星の自転周期を使って、星の年齢を算出する。較正には、すでに年齢が分かっている星を使わなければならず、また、最近まで10億年よりも古い星でこの手法が検証されたことはなかった。現在では、中程度の年齢の散開星団(25億歳のNGC 6819)内にある星や、年齢が星震学で決定されてきた老いた散在星については、自転周期が分かっている。この散開星団のデータは、従来の自転周期–年齢の関係と一致しているが、こうした関係は星震学的サンプルを説明できない。本論文では、星進化のモデル化について報告し、太陽よりもずっと進化している恒星が予想外の高速で自転していることを確認する。我々は、劇的に弱まった磁気制動の効果を老いた星に組み込んだモデルは、今までのモデルとは異なり、星震学的データと星団データの両方を再現できることを示す。今回の知見は、老いつつある星のダイナモの性質が根本的に変化することや、太陽が非常に弱い磁化風への臨界遷移に近づいていることを示唆している可能性がある。この弱まった制動効果によって、主系列星時代の半分以上が終わっている星に対するジャイロクロノロジーの診断能力が制限される。

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