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古生態学:完新世に生じた動植物群集の集合の変化は人類による影響を示している
Nature 529, 7584 doi: 10.1038/nature16447
生態学的群集がどのように構成され、どのように経時変化するのかを理解することは、気候変動の影響を予測する上で極めて重要である。現代の群集の共存構造を明らかにした最近の研究では、重要な種ペアの多くは共存の頻度が偶然による予測値を下回っていることが示されている。しかし、共存構造が時とともにどう変化するのかについてはほとんど分かってない。今回我々は、過去3億年の間に存在した80の集合体に含まれる特有のタクソン・ペア35万9896組の共存構造を定量化することにより、地質年代にわたる動植物群集構成の変化を評価した。多くのタクソン・ペアの共存は統計学的にランダムであったが、かなりの割合のペアが空間的に近接または分離していた。近接型のペアは石炭紀(3億700万年前)から多数を占めていたが、前期完新世(1万1700年前)を境に分離型ペアが多数を占めるようになり、この傾向は現代の群集でも続いている。移行は完新世の間に始まり、人口の増大および北米での農業の広がりと同時期だった。この移行の前には、重要なペアの平均64%が近接型であったが、移行後の近接型ペアの割合は平均37%に低下した。現代および後期完新世の動植物の集合体の構成は、過去3億年にわたり存在した、人類が大規模な影響を及ぼす以前の集合体とは根本的に異なっている。今回の結果は、群集の集合を支配する法則が人間活動によって最近変化したことを示唆している。

