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がん:がん発生に対する外因性リスク要因の多大な寄与
Nature 529, 7584 doi: 10.1038/nature16166
最近の研究で、組織特異的がんのリスクと組織特異的幹細胞の生涯の分裂回数の間に強い相関関係があることが明確に示されるようになっている。「不運」仮説の広まりに伴い、このような相関関係が不可避な内因性がんリスクの高さを意味するのかどうかが、公衆衛生上の重要な問題として議論されるようになった。今回我々は内因性リスク要因ががん発生に中程度の寄与しかしない(生涯リスクの約10~30%未満)という証拠を示す。まず、幹細胞の分裂とがんリスクとの間の相関関係は、内因性リスク要因の影響と外因性リスク要因の影響との間で違いが見られないことを実証する。次に、内因性リスクは幹細胞の総分裂回数を考慮に入れたリスクの下限によってよりよく表されることが分かった。最後に、内因性過程による内因性変異の蓄積率だけでは観察されるがんリスクを説明できないことが明らかになった。以上のことから、がんリスクは外因性要因によって大きく影響を受けると結論する。これらの結果はがんの予防、研究および公衆衛生の計画を練る際に重要である。

