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計算論的神経科学:内側嗅内皮質のスピード細胞

Nature 523, 7561 doi: 10.1038/nature14622

内側嗅内皮質のグリッド細胞は、六角格子パターンを規則的に繰り返す空間的発火受容野を持つ。動物が移動すると、環境内での動物の位置の変化に従って、活動はグリッド細胞間で翻訳される。この翻訳が起こるためには、グリッド細胞は走行の瞬間速度情報に継続的にアクセスしなければならない。しかし、嗅内皮質内の強力なスピード信号はまだ見つかっていない。今回、走行速度が、嗅内皮質内に散在する機能的に特化した一群のニューロンの発火頻度として表現されていることが分かった。このニューロン群は、グリッド細胞、頭方位細胞や境界細胞のような他の局所回路ニューロン群とは別な群である。この「スピード細胞」は、状況によって変化せず、走行速度に対して線形で正に相関する応答を示し、約50~80 msの予測バイアスを持つ点はグリッド細胞と共通である。今回の観察結果は、スピード細胞が、内側嗅内皮質内で動物の自己位置を動的に表現するためのカギとなる要素であることを示している。

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