Review
生化学:アロステリーのアンサンブル的性質
Nature 508, 7496 doi: 10.1038/nature13001
アロステリーとは、生体高分子(主としてタンパク質)が、ある部位の結合の影響を別の機能部位(遠位にあることが多い)に伝える過程であり、これによって活性の調節が可能になる。動的でもともと無秩序なタンパク質によってアロステリーが促進され得ることを示す最近の実験観察結果は、アロステリック機構の理解のための新しいパラダイムをもたらした。このパラダイムは、立体配座アンサンブルや、情報伝達に関与する相互作用の統計的性質に重点を置くものである。アロステリックアンサンブルの解析によって、多様な調節機構と、さまざまな系のアロステリック機構の記述を統一する枠組みが明らかになった。

