Letter 生態:大陸規模での普遍的な種数–面積関係および固有種数–面積関係 2012年8月2日 Nature 488, 7409 doi: 10.1038/nature11226 種や固有種の数が面積とともにどう変化するか[種数–面積関係(SAR)および固有種数–面積関係(EAR)]は、概念および応用面に幅広く関連するが、これらのパターンの分類群や地域を超えた普遍性や浸透性に関する理解は進んでいない。従来、SARはべき乗則で概算されてきたが、近年の理論は、対数空間内に三相性のSARを予測しており、その特徴は大小双方の空間規模での種数の急激な増加である。今回我々は、そのような普遍的に上方へと加速するSARを、世界の主要な大陸にわたって両生類、鳥類、および哺乳類で見いだした。すべての曲線は、一見すると分類群および大陸に特有であるが、大陸内の分類群の平均生息域サイズを用いて面積をスケールに応じて補正すると、1つの普遍的な関数に収束する。また、すべてのEARは1に近い傾きでべき乗則にほぼ従うことから、大半の空間規模では面積の減少にほぼ比例して種の絶滅が起こることが示唆される。こうしたパターンは、1つの領域内で隣接する生息域の無作為な配置に基づくシミュレーションモデルによって予測することができる。補正後のSARおよびEARの普遍性は、領域内の全種数および固有種数の双方、さらには面積に伴うそれらの変化速度までが、領域内の地理的生息域サイズの平均値および1つの空間規模での種数の平均値に関する情報のみを用いることで推定可能であることを意味している。 Full Text PDF 目次へ戻る