Article 神経:神経伝達物質輸送体ホモログのゲート開閉時の単一分子動態 2010年5月13日 Nature 465, 7295 doi: 10.1038/nature09057 神経伝達物質Na+共輸送体(NSS)は、Na+勾配により駆動される再取り込み過程で、シナプスから神経伝達物質を取り除く。コカインや抗鬱剤のような、この再取り込み機構を妨げる薬剤は、行動や気分に多大な影響を与える。我々は、基質の結合と輸送に関係するコンホメーション変化の性質を解明するため、単一分子蛍光画像化分析法を開発し、原核生物のNSSホモログであるLeuTの機能研究と計算研究と組み合わせた。本論文では、LeuTの細胞内領域の開閉の基質と阻害剤による調節や、結合や輸送を変化させる突然変異による調節の分子レベルでの詳細を示す。我々が行った単一分子の移行の直接観察により、輸送体細胞内領域のアンサンブル平均により隠されていたり、結晶解析を行う条件下では抑制されていたりする可能性のある構造動態が明らかになっている。これらは、イオンと基質の結合が共役して輸送を行うアロステリック機構を考えることで説明できる。 Full Text PDF 目次へ戻る