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遺伝:スプライシングコードを解読する

Nature 465, 7294 doi: 10.1038/nature09000

選択的スプライシングは、生物学的複雑性を生み出すに当たって重要な役割をもち、その調節異常は、しばしばヒトの疾患に関与する。本論文では、「スプライシングコード」の構築について記述する。「スプライシングコード」は、数百のRNA特性を組み合わせて用いることで、数千個のエキソンの選択的スプライシングにおける組織特異的な変化を予測する。このコードにより、スプライシングパターンの新しい種類が決まり、組織別に異なる調節プログラムが同定され、変異が確認された調節配列が同定される。広範囲な調節戦略が明らかになるが、その中には、予想外に数多くの特性の組み合わせを利用するもの、特定の組織ではその特性によって解消できるくらいにエキソンの含有レベルを低下させるもの、これまで認められてきたよりも特性がイントロン内に深く現れるもの、転写構造の特徴によってスプライシング変異体のレベルを変化させるものなどがある。このコードにより検出されたある種類のエキソン群は、これらが含まれる成人組織ではナンセンス変異依存メッセンジャーRNA分解が活性化されることにより発現サイレンシングを引き起こすが、含まれなければ胚発生過程で発現を促進する。このコードは、全ゲノムスケールで、調節を受けた選択的スプライシング事象の発見および詳細な特徴付けに役立つ。

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