Article 生化学:コネキシン26ギャップ結合チャネルの3.5 Å分解能の構造 2009年4月2日 Nature 458, 7238 doi: 10.1038/nature07869 ギャップ結合は、隣接した細胞を連結してイオンや小分子の交換を可能にする細胞間チャネルの並んだものである。今回我々は、ヒトコネキシン26(Cx26、GJB2としても知られる)が作るギャップ結合チャネルの3.5 Å分解能での結晶構造を報告し、このチャネルを介した溶質輸送を支配する構造的要因について論じる。その密度図から、2つの膜貫通ヘミチャネルと、ヘミチャネルを作る6つのプロトマーの4本の膜貫通へリックスの配置がわかった。ヘミチャネルは、正の電荷をもった細胞質側の入り口、じょうご、負の電荷をもった膜貫通経路、そして細胞外の空洞を特徴とする。小孔は、チャネルの壁に並ぶ6つのアミノ末端へリックスにより形成されるじょうごの部分で狭くなり、そこがチャネル入り口となって、通過できる分子サイズを決定している。Cx26ギャップ結合チャネルの構造は、また、ギャップ結合の両端での電圧を感知してチャネルが開閉することを示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る