Letter 地球:マントルプリュームの経年的な冷却の岩石学的証拠 2009年4月2日 Nature 458, 7238 doi: 10.1038/nature07857 地質図と地球年代の研究によって、海洋島玄武岩(OIB)の噴出速度が、海台や大陸洪水玄武岩区などの巨大火成区(LIP)からの溶岩の噴出速度と比べると、かなり遅かったことが示されている。しかし、マントル生成源の温度とOIB生成源とLIP生成源の溶融の程度について、定量的な岩石学的比較は行われていない。本論文では、ガラパゴス諸島に関連した溶岩とその初成マグマ中のMgOとFeOの含有量は、白亜紀から減少していることを示す。岩石学的モデルから、このような変化は、白亜紀には1,560〜1,620 ℃であったと考えられるガラパゴスのマントルプリュームの温度が、現在の1,500 ℃まで冷却されたことを表していると推測できる。アイスランドも経年的に冷却されていると考えられ、これはこれまでの研究と一致する。今回の結果から、一般的に、LIPを形成したペルム紀から暁新世の時期のマントルプリュームは、より新しい海洋島のプリュームよりも温度が高く、より大規模に溶解していたことを示す定量的な岩石学的証拠が得られる。このことは、岩石学的および地球化学的に不均質な下部マントル領域から間欠的な上昇流があることを表している、と解釈される。 Full Text PDF 目次へ戻る