目次

Editorials

国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リストには、人々の心を動かし生態系への関心を呼ぶ力がある。

The Red List still matters p.707

doi: 10.1038/455707b

マラリアをうまく制御するためには、基礎研究に改めて力を注ぐ必要がある。

p.707

doi: 10.1038/455707a

無償公開の文献管理ソフトをめぐり訴訟になっているが、データ共有の促進などの利点があり、技術革新への刺激にもなる。

p.708

doi: 10.1038/455708a

News

今年のノーベル物理学賞は、対称性の破壊に関する業績で日本の南部、小林、益川の各氏に、医学生理学賞はエイズウイルスの発見とヒトパピローマウイルスの発見に。

p.712

doi: 10.1038/455712a

欧米の主要な研究助成団体が、金融危機で大きな打撃を。

p.712

doi: 10.1038/455712b

米国の慈善家カブリ氏が、15の研究機関へ再び多額の支援を。

p.713

doi: 10.1038/455713a

水蒸気の同位体組成を手がかりに大気循環を解明しようとの試みが。

p.714

doi: 10.1038/455714a

日本の研究者が「迷路を解く粘菌」でイグノーベル賞を受賞。

p.714

doi: 10.1038/455714b

論文の「切り貼り」の検索ソフトで、丸写しに近い盗作が多数明らかに。

p.715

doi: 10.1038/455715a

オーストラリア科学界の重要ポストに、米国の2人の女性科学者が。

p.716

doi: 10.1038/455716a

哺乳類の4分の1が絶滅の危機にあることが明らかに。

A quarter of mammals face extinction p.717

doi: 10.1038/455717a

Q&A ハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)の次期所長に決まった分子生物学者Tjian氏に訊く。

p.718

doi: 10.1038/455718a

News Features

協力関係:グループ理論

Group Theory p.720

オンラインデータベースとネットワーク解析を用いて、効果的な協力関係の経験則を探す研究が行われている。

doi: 10.1038/455720a

土壌生物の多様性:地面の下に何が?

p.724

土壌中には、地球上のどこよりも数多くの生物が暮らしている。

doi: 10.1038/455724a

農業:あの匂いは何?

p.726

食糧需要が増大する中で、養豚場などの臭気が農業の大きな課題となっている。

doi: 10.1038/455726a

News & Views

老人学:健康な老年時代

p.739

寿命が長くなるということは、コストがかかる従属状態で過ごす時間が長い人たちの数が増えることを意味しているのだろうか。高年齢集団の1つから、度を超えた能力障害は不可避なものでは決してないことを示す証拠が得られた。

doi: 10.1038/455739a

分子生物学:DNAのエンドゲーム

p.740

DNA二本鎖の損傷は、もし効率よく修復されなければ、細胞と生物体の両方に危険な結果をもたらしかねない。事態のこうした重大性から、細胞は修復過程を開始させる経路を2通り用意している。

doi: 10.1038/455740a

固体物理学:スピンの流れを作るためのレシピ

p.741

電子のスピンによる「スピン流」を生成して、所要電力がより少ない電子デバイスを作るのは望ましいことだが、難題でもある。このようなスピン流を作り出すうまい方法があれば、仕事はずっと楽になる。

doi: 10.1038/455741a

神経科学:コカインに対する脳の防御対策

p.743

脳がコカインに長期間さらされると、薬物依存回路内のシナプス接続の構成が変化する。この過程は、薬物依存の進行と持続に対する防御策なのかもしれない。

doi: 10.1038/455743a

材料科学:曲げても平気な太陽電池

p.744

最新型の太陽電池は弓形に曲げたときにも、平たい形のときと同じ効率で作動する。この秘密は、柔軟な基盤の上に極めて薄い微小電池を並べてつなげた配列にある。

doi: 10.1038/455744a

免疫:くっつくT細胞は助けになるT細胞

p.745

ヘルパーT細胞と抗体産生B細胞の物理的な結合がある程度持続することは、効率よい免疫応答を起こすのに重要である。この過程の基盤となっているタンパク質に変異が生じると、ヒトの病気の原因になる。

doi: 10.1038/455745a

発生生物学:歯の発生はひどく厄介

p.747

脊椎動物のほとんどが、ある種の歯といえるものをもっている。しかし、歯の発生学的起源はどこにあるのだろうか。実験発生学的研究の結果から、この異論の多い問題について、啓発的な展望が得られた。

doi: 10.1038/455747a

地形学:チベットはどうやってその端を維持してきたのか

p.748

ヒマラヤ-チベット山脈地帯の縁が安定であることの理由は謎とされている。チベットにある主な河川は氷河によって繰り返しせき止められ、これが河川による浸食を制御することになったというのが、考えられる説明の1つである。

doi: 10.1038/455748a

Articles

医学:これまで軽んじられていたヒト三日熱マラリア原虫の比較ゲノミクス

Comparative genomics of the neglected human malaria parasite Plasmodium vivax p.757

doi: 10.1038/nature07327

免疫:SAPで制御されるT-B細胞相互作用は胚中心形成を引き起こす

SAP-controlled T-B interactions underlie germinal centre formation p.764

doi: 10.1038/nature07345

遺伝:Sae2、Exo1およびSgs1は協調してDNA二本鎖切断プロセシングを行う

Sae2, Exo1 and Sgs1 collaborate in DNA double-strand break processing p.770

doi: 10.1038/nature07312

Letters

宇宙:赤方偏移z ≈ 3に位置する典型的な星形成銀河の形成と集積

The formation and assembly of a typical star-forming galaxy at redshift z ≈ 3 p.775

doi: 10.1038/nature07294

物性:スピン・ゼーベック効果の観測

Observation of the spin Seebeck effect p.778

doi: 10.1038/nature07321

物性:金属銅酸化物と絶縁性銅酸化物の間の高温界面超伝導

High-temperature interface superconductivity between metallic and insulating copper oxides p.782

doi: 10.1038/nature07293

地球:ツァンポ峡谷の氷河による安定化で妨げられたチベット高原の河川浸食

Tibetan plateau river incision inhibited by glacial stabilization of the Tsangpo gorge p.786

doi: 10.1038/nature07322

地球:低速で拡大する海洋リソスフェアの集積にデタッチメント断層が果たす中心的役割

Central role of detachment faults in accretion of slow-spreading oceanic lithosphere p.790

doi: 10.1038/nature07333

発生:脊椎動物の口歯の2つの上皮起源

Dual epithelial origin of vertebrate oral teeth p.795

doi: 10.1038/nature07304

遺伝:サルとヒトに感染するサルマラリア原虫のゲノム

The genome of the simian and human malaria parasite Plasmodium knowlesi p.799

doi: 10.1038/nature07306

免疫:バンコマイシン耐性腸球菌は抗生物質に誘発された自然免疫系の不全状態を利用する

Vancomycin-resistant enterococci exploit antibiotic-induced innate immune deficits p.804

doi: 10.1038/nature07250

免疫:ATPは粘膜固有層のTH17細胞の分化を誘導する

ATP drives lamina propria TH17 cell differentiation p.808

doi: 10.1038/nature07240

がん:PTENの脱ユビキチン化と局在はHAUSP-PMLネットワークにより制御される

The deubiquitinylation and localization of PTEN are regulated by a HAUSP-PML network p.813

doi: 10.1038/nature07290

生化学:塩基フリップアウト(base-flipping)機構を利用したSRAタンパク質UHRF1による片鎖メチル化DNAの認識

Recognition of hemi-methylated DNA by the SRA protein UHRF1 by a base-flipping mechanism p.818

doi: 10.1038/nature07249

生化学:ヒトUHRF1のSRAドメインによる片鎖メチル化DNAの認識の構造的基盤

Structural basis for recognition of hemi-methylated DNA by the SRA domain of human UHRF1 p.822

doi: 10.1038/nature07273

生化学:UHRF1のSRAドメインによるDNAへリックスからの5-メチルシトシンのフリップアウト

The SRA domain of UHRF1 flips 5-methylcytosine out of the DNA helix p.826

doi: 10.1038/nature07280

Review Article

医学:ポストゲノム時代のマラリア研究

Malaria research in the post-genomic era p.751

doi: 10.1038/nature07361

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