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細胞:Eカドヘリンの安定化と固定化のための二重機構

Nature 453, 7196 doi: 10.1038/nature06953

上皮組織は障壁機能を果たすために重要な堅固な構造を保っているが、細胞間接着の再編成による構造再構築も行われる。組織の安定性にはEカドヘリンを介した細胞間接着、特にβおよびαカテニンを介してアクチンフィラメントによって支えられているホモフィリックな複合体でのEカドヘリンのトランス結合が必要である。Eカドヘリン/βカテニンと表層アクチンとの間を結ぶαカテニンの動的結合が、どのような仕組みで細胞間接着の安定性と再構築の両方を制御するのかは、不明である。今回我々はショウジョウバエで、拡散性の「遊離」Eカドヘリンを含む全Eカドヘリンではなく、ホモフィリックEカドヘリン複合体に注目した。それは、この複合体の方が、接着の状態を表すよい代理指標となるからである。Eカドヘリン複合体が非常に安定な微小領域(再構築された接着よりも安定性の高い真の焦点接着斑にあたる)に分配されていることがわかった。さらに、これらの微小領域の安定性と可動性が、2種類のアクチン集団によって決まることもわかった。小さくて安定なアクチンパッチがホモフィリックなEカドヘリン集合体に集中しており、その一方で、代謝回転速度の高い収縮性のネットワークがこれらアクチンパッチの側方への動きを係留機構によって制限している。αカテニンは、主としてホモフィリックな集合体の動きの調節によって上皮構造を制御しており、集合体の安定性には概して不要である。Eカドヘリン複合体の安定性と可動性が切り離せることから、安定な上皮は、非常に安定な焦点接着斑の制御された動きを介して再構築されることが示唆される。

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