Letter ショウジョウバエの睡眠の促進におけるきのこ体の動的役割 2006年6月8日 Nature 441, 7094 doi: 10.1038/nature04739 キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)は、睡眠の基本的特徴の多くを示すが、その睡眠を支配する神経回路についてはほとんどわかっていない。本論文で我々は、別々の神経回路にわたって温度感受性のシナプス伝達阻害因子shibirets1を発現させたGAL4系統のスクリーニングを行い、異なる温度下でみられる睡眠量を測定した。その結果、きのこ体(ショウジョウバエの記憶・学習に中心的役割を果たす神経部位)での発現パターンが共通しており、一定の温度で睡眠時間が短い3つの系統を見いだした。きのこ体を化学的に破壊しても、睡眠時間は短縮した。これらの結果は、きのこ体が睡眠調節に中心的な役割をもつことをはっきりと示している。 Full Text PDF 目次へ戻る