目次

Editorials

ハリケーンによる大きな被害で、ブッシュ政権の対応のまずさだけでなく、米国の自然災害対策の弱さが露呈した。

Small-minded government p.169

doi: 10.1038/437169a

ヒトプロテオーム機構がなければ、プロテオーム研究の方法やデータの標準化は望めなかっただろう。

ProteomicsNULL new order p.169

doi: 10.1038/437169b

米議会に、絶滅危惧種保護法の改訂の動きがあるが、世界がモデルとするこの優れた環境保護法は変えるべきではない。

Endangered act p.170

doi: 10.1038/437170a

News

スペシャル・レポート:専門家の間では予測されていた、ニューオーリンズの壊滅的なハリケーン被害。

After the flood p.174

doi: 10.1038/437174a

科学的データを無視して事後避妊薬を認可しないFDAに、政治的偏向だと批判が。

Drug agency accused of political bias p.179

doi: 10.1038/437179a

国連が、貧困国を効果的に援助するには、環境保護と適切な生態系管理が重要との報告書。

Ecology is key to effective aid, UN told p.180

doi: 10.1038/437180a

日本の財務省が、来年度からは科学研究予算も削減対象にするとの方針

Budget plans hint at lean times ahead for Japanese research p.181

doi: 10.1038/437181a

News Features

幹細胞研究:成功への苦難の道

The rocky road to success p.185

法的、倫理的問題の地雷原ともいえるヒト胚性幹細胞研究は、弱気な研究者ではとても踏み込めない。

doi: 10.1038/437185a

鳥類学:羽根と祈り

A wing and a prayer p.188

50年以上前に絶滅したとされるハシジロキツツキが、米アーカンソー州で目撃されたという。

doi: 10.1038/437188a

News & Views

構造生物学:繊維の形成は取り替えたドメインに依存

Fibres hinge on swapped domains p.197

タンパク質が自己集合して作られる繊維は、容易ならぬ病気の原因になることがある。本来なら可溶性のタンパク質に修飾を加えて繊維を形成するようにしてやることで、繊維構築過程の一般的な仕組みが解明できる。letters, p.266 参照。

doi: 10.1038/437197a

生物物理:骨折り損で利益無し

Rare returns on lost effort p.198

系の大きさは、その系の熱力学的不可逆性にどのような影響を与えるのだろうか。1個のRNA分子をほどいたり、巻き戻したりして観察する巧みな実験から、小規模系におけるこういう問題に関する手がかりが得られた。letters, p.231 参照。

doi: 10.1038/437198a

進化遺伝学:マイクロアレイと種の起源

Microarrays and species origins p.199

ハマダラカ(Anopheles)の遺伝的分化における小さいアイランドの存在が、全ゲノムアレイを用いて明らかになった。このような領域の解析を行えば、種分化の初期段階にかかわっていた遺伝子が見つかりそうだ。

doi: 10.1038/437199a

合成化学:グリコシル化を一工夫

Glycosylation with a twist p.201

自然界には、糖の環構造間の複雑な結合を作ることを専門とする酵素群が存在する。合成化学ではどうしたらこれに匹敵できるだろう。合成化学で使う手法には大きな欠陥があるが、それを埋める巧みな方法が開発された。

doi: 10.1038/437201a

分子生理学:ぴったりくっつけば輸送可能

Intimate contact enables transport p.203

ナトリウム共役型の神経伝達物質輸送体はニューロンの情報伝達に欠かせない。細菌の持つ近縁の輸送体の結晶構造が高分解能で決定され、この種の輸送体が機能する仕組みについての手がかりがえられた。articles, p.215 参照。

doi: 10.1038/437203a

土壌から流れ出る炭素

p.205

イングランドとウェールズでは過去25年間に土壌からの大規模な炭素損失が起こっているが、その主原因として考えられるのは気候と土地利用形態の変化である。この状況は他の地域にももっと広く当てはまると考えられる。今週のハイライト 参照。

doi: 10.1038/fake143

環境科学:土壌から流れ出る炭素

Carbon unlocked from soils p.205

イングランドとウェールズでは過去25年間に土壌からの大規模な炭素損失が起こっているが、その主原因として考えられるのは気候と土地利用形態の変化である。この状況は他の地域にももっと広く当てはまると考えられる。今週のハイライト 参照。

doi: 10.1038/437205a

物理化学:ほんとにイオン性?

IsnNULLt it ionic p.206

コロイド溶液は相転移と核形成とを模した系として有用だが、一般的にイオン性ではない。しかし、有機溶媒中の球状ポリマーに塩を加えると、イオン性を実際に備えているかに見えるようになる。letters, p.235 参照。

doi: 10.1038/437206a

Articles

疫学:東南アジアにおける新興インフルエンザの汎発流行を阻止する戦略

Strategies for containing an emerging influenza pandemic in Southeast Asia p.209

doi: 10.1038/nature04017

生化学:Na+/Cl-依存性神経伝達物質輸送体の細菌相同体の結晶構造

Crystal structure of a bacterial homologue of Na+/Cl--dependent neurotransmitter transporters p.215

doi: 10.1038/nature03978

Letters

宇宙:形状から明らかになった小惑星ケレスの分化

Differentiation of the asteroid Ceres as revealed by its shape p.224

doi: 10.1038/nature03938

宇宙:バン・アレン放射帯での電磁波による電子の加速

Wave acceleration of electrons in the Van Allen radiation belts p.227

doi: 10.1038/nature03939

化学:クルックスの揺動定理の検証とRNA折りたたみ自由エネルギーの導出

Verification of the Crooks fluctuation theorem and recovery of RNA folding free energies p.231

doi: 10.1038/nature04061

物性:反対の電荷を持つ粒子のイオン性コロイド結晶

Ionic colloidal crystals of oppositely charged particles p.235

doi: 10.1038/nature03946

古気候:熱帯アフリカにおける白亜紀の河水流出量に対する軌道強制力と海洋の応答

Orbital forcing of Cretaceous river discharge in tropical Africa and ocean response p.241

doi: 10.1038/nature03976

地球:1978〜2003年にイングランドおよびウェールズにわたる全土壌で起こった炭素損失

Carbon losses from all soils across England and Wales 1978-2003 p.245

doi: 10.1038/nature04038

地球:MELT地域で得られた海洋プレートの組成を支配する要因の地球物理学的証拠

Geophysical evidence from the MELT area for compositional controls on oceanic plates p.249

doi: 10.1038/nature04014

進化:共進化する宿主−寄生者系では局所適応に移住が影響を及ぼす

The effect of migration on local adaptation in a coevolving host-parasite system p.253

doi: 10.1038/nature03913

医学:最も感染性が強いプリオンタンパク質粒子

The most infectious prion protein particles p.257

doi: 10.1038/nature03989

医学:プリオンタンパク質の構造変化によって起こる表現型の迅速な切り換え

Prion protein remodelling confers an immediate phenotypic switch p.262

doi: 10.1038/nature03981

生化学:リボヌクレアーゼAのアミロイド様原繊維の三次元ドメインスワッピング構造およびネイティブ様構造

Amyloid-like fibrils of ribonuclease A with three-dimensional domain-swapped and native-like structure p.266

doi: 10.1038/nature03916

医学:NOTCH1の突然変異が大動脈弁疾患を引き起こす

Mutations in NOTCH1 cause aortic valve disease p.270

doi: 10.1038/nature03940

細胞:非対称的な細胞分裂が哺乳類皮膚の層形成と分化を促進する

Asymmetric cell divisions promote stratification and differentiation of mammalian skin p.275

doi: 10.1038/nature03922

医学:リン酸化c-JunはTCF4と相互作用して腸管の癌発生を制御する

Interaction of phosphorylated c-Jun with TCF4 regulates intestinal cancer development p.281

doi: 10.1038/nature03914

生化学:シトクロムcオキシダーゼによるプロトンポンピング機構の原理

A mechanistic principle for proton pumping by cytochrome c oxidase p.286

doi: 10.1038/nature03921

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